TOEIC300点台→600点モニター生徒さんの使用教材
1.TOEIC300点台→600点モニター生徒さんの使用教材を、相談の上決めました。
書籍名 | 出版社 | 定価(税抜き) |
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極めろ!リスニング解答力TOEIC L&R TEST PART 1・2・3・4 | スリーエーネットワーク | 2,400円 |
極めろ!リーディング解答力TOEIC L&R TEST PART 5&6 | スリーエーネットワーク | 2,500円 |
極めろ!リーディング解答力TOEIC L&R TEST PART 7 | スリーエーネットワーク | 2,400円 |
TOEIC L&Rテスト 究極単語 BASIC 2200 | 語研 | 2,300円 |
TOEIC TEST英塾語 スピードマスター | Jリサーチ出版 | 1,400円 |
2.これらの教材を使用する理由
ポイント
① 語彙力の向上
② 文法力の向上
③ リスニング力の向上
④ TOEIC問題への慣れ
このモニター生徒さんの特徴として次ぎが上げられます。
・リスニングは比較的聞き取れているが、TOIEC特有のリスニングの引っ掛け問題についての知識がない
・短文、長文の穴埋め問題に対応できる文法力、語彙力が不足している
・長文読解力および長文問題の解き方に慣れていない
(1)語彙力(英単語と英熟語)の向上
・究極単語BASIC2200:目標スコア500,600,730と3段階構成になっています
目標スコアが600以上ですので、目標スコア730まで覚えれば必要な英単語力は十分です。
・英熟語スピードマスター:目標スコア600,730,860,900と4段階構成になっています
目標スコアが600以上ですので、目標スコア730まで覚えれば必要な英熟語力は十分です。
(2)文法力の向上
英文法に関してはTOEIC関連で良い書籍を見つけることができませんでした。
ここで言う良い英文法の書籍とは、
① TOEICにでる英文法を解説している
② 英文法の解説に則した例題を適度に備えている
最近はTOEIC関連の書籍を探す際には、名古屋の栄にある丸善(懐かしい名前ですが)に行っています。
名駅(名古屋駅)内にある三省堂よりもTOEIC書籍の品揃えがよく、また、お客さんが少ないので探し易いです。
直ぐ近くにあって閉店になったジュンク堂の様にならないために、是非皆様ご利用下さい。
やはり、書籍は実際に見てみないと善し悪しが判断できませんので、アマゾンは余り適していませんね。
極めろPart5&6の英文法をまとめた「出題ポイント」は良くまとまっており、「出題ポイント」を勉強するだけでも非常に役に立ちます。この「出題ポイント」と足りな部分は高校レベルの文法書を併用していくことにしました。また、「出題ポイント」の後に「練習問題」が付いていますので、文法的な内容の知識の定着・確認がおこなえます。
目標スコアと教材レベル
ここで、私見ですが、目標スコアと教材レベルについて説明します。
今回のモニター生徒さんの現状スコアは300点台です、使用する教材の目標スコアは860点となっています。
この教材はTOEIC600点台→900点の方が使用している教材と同じです。
皆様は現状スコア300点台の人に目標スコア860点台の教材は難しいのでないか思われるかもしれませんが、TOEICと英検を比べると違いが分かります。
・TOEICはスコアに関係なく試験問題は同じものを使用する
・英検は例えば、英検1級、英検2級、英検準2級と試験問題異なり、同時に試験問題のレベルも異なる
例えば、英検2級用教材と記載がある場合は、確かに英検2級までで使用される英単語、英熟語、英文法に限定して出題されるので、英検2級用教材で7割正解すれば、英検2級に合格できることになります。
しかし、TOEICの場合は200問中の正解率(実際には問題に加重があるそうです)でスコアが決まります。
例えば(想像ですが)、9割→990、8割→900、・・・、4割で400点、3割→300点のような具合に思います。
では、300点の人が目標スコア860の問題集を使用するとどうなるか?
目標スコア860の問題集にはスコア300~900位の問題が含まれることになり、最初にこの問題集に取り組むと多分3割程度の正解率になるだろう。つまり、初期スコア300点→1回目学習(6ヶ月間)→スコア600点→2回目学習(6ヶ月間)→スコア800点という学習習熟になるかもしれない。
目標スコアが400,600,730,800等で細かく分類されている教材を4冊買うよりも、この様な目標スコア860の教材を繰り返し学習して正解率を高める方が、教材の費用的にもベターである。繰り返し同じ教材を学習すると答えを覚えてしまうという点は、適度に模試を挟み込み習熟度の測定をおこない補う方が良いと思われる。
今回のTOEIC300点台→600点台の人の目標スコア600点台ですから、6ヶ月間の1回学習で目標達成可能と思います。
(3)リスニング力の向上
リスニング力の向上は語彙力、文法力の向上も必要であり、単に英語を聞き取る力だけではない。
つまり、リスニング(Part1~4)の多数の問題をリスニングしながら解答して、平行してPart5,6での語彙力、文法力の向上と共に、正解率が向上します。
(4)TOEIC問題への慣れ
TOEIC問題への慣れは、TOIEC独特の問題解釈・解答方法に慣れることですが、今回使用する「極めろ!」のPart1~7はこの点に関しては懇切丁寧に解説してあります。1度で全てを理解し、身に付けることは難しでしょうが、解答済みの部分の間違った問題を見直すことで、TOEIC問題に慣れることが可能です。