日常英会話の学習計画

初級レベルから6ヶ月で英語ネイティブと英会話する方法

現在、初級レベル(高校英語レベル)の生徒さんに、来年のUSA旅行のために英語ネイティブと会話(最低で意思疎通)できるように、レッスンしています。
1ヶ月半程が経過して、6ヶ月(残り4ヶ月半)のレッスンの予定を説明します。参考にでもなれば、幸いです。

1.英語ネイティブと英会話が成立する条件
  1. リスニング:相手の言ったことが聞き取れること
  2. 定型句を知っている:英会話には考えても分からないお決まりのフレーズがあります
  3. 最初は和英会話:理想的には英英ですが、最初は一度日本語で考えて→英語にできる
  4. 慣れたら英英会話:必然的に慣れてくると最初から英語で返答を考えるようになります
  5. 英会話は度胸:間違うこと、失敗することを恐れてはいけません、全ては上達の糧になります
2.日常英会話の学習計画

Step1(1,2ヶ月目):リスニング+定型句の習得
Step2(3,4ヶ月目):リスニング+和英会話
Step3(5,6ヶ月目):和英会話+英英会話

3.学習の具体的な内容

(1)リスニング
これは教材のレベル調整が比較的難しく、
最初:NHKラジオ英会話
を教材として考えましが、多少レベルが高かったようです、
次に:NHK英会話定番レシピ
を選択しました。この位が丁度良いようでした。
リスニングの教材も難し過ぎては、やる気がなくなりますし、簡単過ぎても向上しません。
自分のレベルの少し上のレベルを選びましょう。

(2)定型句の習得

定型句の学習には「日常英会話フレーズ集」を用いています。
この教材の良いところは
・カタカナで発音の記載がない
・必要な出来事の部分を選択できる
・重複が出来事ごとにあるので、複数回の出現で覚え易い

この教材を使用して、英語で発音→意味の確認、で定型句をなるべく覚えてもらう様にしています。

(3)和英会話
先ずは頭の中で日本語で会話したい内容を考える→英文を構築→発音する、の手順で英文の構築とその発音になれることが目的です。

これもレベル調整が比較的難しいものでした。
最初:新装版 英会話1000本ノック 初級編
を使用するつもりでしたが、少し内容が簡単過ぎました。
次に:英会話 話を組み立てるパワーフレーズ トレーニング編
で様子を見ましたが、これは少し難しい様でした。
更に:NHK英会話タイムトライアル
で、このレベルが丁度良さそうでした。

和英会話もリスニングと同じ様に、難しからず易からずを選ぶことが重要です。

(4)英英会話
この段階になると、
・相手の話を聞き取れる
・返答を考えて、英語で返答できる
レベルになります。
最後に必要なことは、度胸、つまり、英語ネイティブと話す際に、間違い、失敗、恥ずかしい、緊張する等を気にしなくなることです。
そのためには、やはり、実際に英語ネイティブと英会話するしかありません。
当企画では、予定として、最後の2ヶ月間は週2回、1回30分間で、英語ネイティブにオンライン会議に参加していただき、生徒さんと会話をして頂く予定です。
先生は会話がスムーズに進む様な進行役になります。

この6ヶ月の日常英会話学習で生徒さんが、十分とは言えないまでも、ご自身の考えを伝えるレベルに出来る様に努力したいと思います。